国立大学法人の筆記試験は専門試験がなく、教養試験のみです。したがって、勉強する範囲は狭いのですが、他の試験種を併願する人は多くいると思いますから、結局専門試験の範囲もやらないといけない人が多くいると思います。国立大学法人は筆記試験が教養試験オンリーとなっていることから、専門試験も論文もありません。そして、国立大学法人の一次試験の倍率はかなり高くなっており、国立大学法人のホームページを見れば分かると思うんですけど、そんじょそこらの勉強ではなかなか突破することが不可能と思われるほどです。つまり、国立大学法人受かるには一次試験もかなり高得点をとらないと、突破ができないと見たほうが良さそうかな?と思います。そこから導き出される結論は、国立大学法人は捨て科目を作ると厳しいということです。国立大学法人に受かりたいならば捨て科目を作ってはいけないとは言わないですけど、捨て科目を作ると受かる可能性がそれだけ下がります。元々、国立大学法人の筆記試験に受かる可能性はそんなにないのです。
一次試験の倍率が8倍前後あるとなると、一次試験に受かる確率は単純計算で13%くらいです。国立大学法人は受かりやすいとはいえないと思います。この倍率が今後も継続されたとしたらですね。多くの試験種は一次試験に受かる確率は3割以上はあると思いますけど、国立大学法人は極端に低くなっています。そこで、教養試験しか実施されないという前提に立つならば、国立大学法人は捨て科目を作らないのが賢明となります。素敵処理とか、文章理解とか、かなり多く出る科目が得意で、そこで固めて点数がとれるような特殊な人は、捨て科目を作ることがまず現実的にはできるでしょう。でも、数的処理が苦手だと捨て科目を作らないで挑んでも受かる可能性は低いと思います。国立大学法人の出題科目と出題数は数的処理が13問、文章理解が7問で、一般知能にあたるのが20問です。残りの20問は全部一般知識になります。この合計40問で、25~30点くらいはとらないといけないとなれば、現実的に捨てられる科目なんかないけど、強いて言うならば、文学芸術でしょうか?文学芸術派出るとは限らないんですね。
国立大学法人では思想と文学芸術が毎年どちらか1問出るみたいになっており、文学芸術が出る年もあれば、出ない年もあるとされているので、文学芸術が出ない年ではこの文学芸術を捨てても、問題ではないとなるのです。仮に文学芸術が出る年であっても、文学芸術って個人的な印象では覚えづらいですし、他の試験種でも出ないところもあるので、そこまで考慮すると文学芸術ですかね。思想の方が個人的には覚えやすいです。文学芸術の文学の方はまだ良いけど芸術の方がややこしいんですよ。絵画、建築とか、本当に覚えづらいので。あとは古文も候補になるかな?国立大学法人の古文は1問ですけど捨て科目にするということもできなくはないです。というのも、古文も他の試験種でも出ても1問なので、勉強したところでその1点をとれるか?どうかは分からず、かつ苦手な人が多い科目です。暗記みたいに単純な勉強ではいかないので、仮にちゃんと勉強をしてもどこまで上達するか?分からず、国立大学法人の捨て科目で古文は1つ候補かな?と思います。そうなると、国立大学法人の捨て科目は文学芸術か古文ではないでしょうか?国立大学法人に受かりたいならば、捨て科目は作らないほうが良いですけど、どうしても全科目やるのがきついならば、文学芸術と古文は1つ候補と言えると思います。
国立大学法人の教養試験は数的処理とかが何問出る?というのは知っておいた方が良いです。それぞれの科目の出題数の内訳は調べれば出てきますけど、国立大学法人で数的処理は何問出るか?出題数はいくつか?というのは一応13問です。しかも、判断推理が8問、数的推理が4問、資料解釈が1問となっており、判断推理の出題数が多いですね。あと、国立大学法人の一般知識の出題数、日本史、世界史、地理、社会科学、数学、物理、化学、生物、地学などの出題数の内訳も見ておきましょう。そのうえで、戦略を立てると良いと思いますけど、国立大学法人の捨て科目では数的処理や文章理解(古文を除く)は厳しいでしょう。完全に捨てないで、部分的に捨てるならまだしも、それでもきついと思いますけどね。国立大学法人に受かりたいなら数的処理を捨てるのはおよそ不可能だと思います。国立大学法人で数的処理は部分的に捨てるだけでも結構きついです。文章理解も古文以外は同様だと思います。国立大学法人では英語も現代文も3問ずつ出ますし、何問出るか?というときの出題数は割りと多いですから。国立大学法人は文章理解も数的処理も捨てるときついので、国立大学法人に受かるには捨て科目はどれが良いか?慎重に考えないといけないです。国立大学法人は受かりやすい試験種ではないので、そこを考慮して、国立大学法人に受かりたい人は教養試験の勉強をしていってください。筆記試験が本当にピークで、そのピークが面接試験も続いていくので難しい試験種と思って挑んでいかないといけないと思います。
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