大学生活の中で行うことは様々ですよね。その中でも、特に大学生ならではの活動というのが留学だと思います。留学は高校生とかでもたまにやる人はいますし、社会人になってからでも目指す人は多くいます。ただ、留学をする時期として１番多いのはやはり大学生のときだと思います。それは留学をするためのサポート体制などが大学の中にちゃんとあり、大学生として留学しやすい環境が整えられているということもありますし、あとは留学経験が授業の単位認定に利用されるなどもあり、留学をすることが非常に得という部分もあると思います。また、就職活動において有利になるのでは？と考えている人もいるかもしれません。今回は特に３番目の就職活動において、留学経験は有利になるのか？について書いていきたいと思います。
留学経験自体はそんなに多くの大学生がしているものではないので、確かに稀な経験といえば、そうかもしれないです。ただ、結論からいうと、別に留学をしているからといって、それが就活で特に有利に働くか？というと、あまりそういう効果は期待できないと思うのです。留学が有利に働く場合もありますけど、留学したから＝それが評価されるとか、そういうことは滅多にないと思います。というのも、留学っていうのは、珍しいアルバイトをする感覚とほとんど同じだからです。アルバイトをしているからといって、それが就職活動で有利になるということは通常ではありえません。バイトをするだけなら、別に誰だってできるでしょうから。留学だって、実は同じでやろうと思えば誰だってできる。その経験をしている人は多くないでしょうけど、それは多くの人がやっていないようなアルバイトをすることと大差ないと思います。
だから、留学をしたから、その経験が有利になるということはまずないと思います。でも、留学をしたことを自己PRとか、学生時代に特に力を入れたことなどでアピールすればそれは有利になるかもしれない。要は留学経験を通じて、自分がどう成長したか？どういう能力を身に付けたか？そして、それは社会人になって、どういう場で生かすことができるのか？この３点を述べられれば、留学経験が就職活動において有利になる、人事担当者に評価される可能性はあります。留学だけして、ただ現地で旅行をしてきただけみたいな学生が評価されるわけありません。そして、人事目線で評価する部分というのは、会社に入って生きるだろう、役に立てられるだろうという能力や経験です。それを留学によって身に付けていれば、そこは有利になる可能性が高いです。大切なのは、留学そのものの経験じゃなくて、留学したことによって会社でも役に立つ何かを身に付けられたか？です。
例えば、語学力は代表的だと思います。留学によって、例えば英語が堪能になったとしたら、それは会社によりますけど、会社で生きる余地は大いにありますよね。別に英語が話せれば、留学の経験は関係ないですけど、英語が本当に人並み以上に話せるのであれば、それはビジネスの場で生かせる場面は多分いくらでもあります。多くの企業はグローバル化によって、海外市場に注目しているので、英語が話せる人材は重宝するはず。また、社内公用語を英語にする企業もたまに出てきているので、そういう意味でも英語が話せることはやはり大きな魅力になるのです。これは１つの例であり、それ以外の能力や経験でも構いません。留学を通して、実際に会社で働いたときに生かせそうなものはないですか？それがあれば、就職活動で留学経験が有利になりますし、それがないなら有利にはなりません。したがって、これから留学をする方、考えている方は多くいると思いますけど、就職活動で有利になるからと、安易に考えない方が良いと思います。
就職活動で有利になるか？否か？は上記で述べたとおり、会社に入って働いたときに確実に役立つ経験をしたり、能力を身に付けた場合に限られると思いますから。留学自体は旅行と勉強を両立できるものとして、非常にいいものだと思いますし、近年は多くの大学生がヨーロッパとか、アメリカ、オーストラリアなどに語学留学に行っている模様です。留学の動機として就職活動のためというのは、ちょっと寂しい気もしますし、もっと何か明確な目的がないと、飽きてしまう可能性もあります。ある程度長期間留学で滞在すると思うので、留学中にこれを達成する！といった目標を持って挑戦しないと、早く帰りたくなってしまう可能性もあるので、これから留学を考えている方は、そこら辺を事前に明確にしてから、挑戦していきましょう。大学生のうちじゃないと、できない経験の１つでしょうからね！是非、いい経験になるように取り組んでください。
