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慶應義塾大学のAO入試の内容は?難易度は高いが倍率は低い?

慶應義塾大学AO入試は以前から話題を呼んでいます。芸能人などが結構この入試を利用して合格しているため、一般の人も同じような方法で慶應に入れるならばとこのAO入試を考えている方もいるのではないでしょうか?一般入試で入るのは非常に厳しい大学ですから、AO入試に託すという方がいても不思議ではないと思います。しかし、AO入試も簡単なわけではないはずです。もちろん、それ相応の難しさがあると思います。慶應は法学部、環境情報学部、総合政策学部理工学部、看護医療学部でAO入試をやっています。慶應の場合には複数の学部でAO入試をを実施していますが、学部ごとに難易度や出願資格、試験の内容なども少し違います。そして、何よりも倍率が違います。例えば、慶應の中で1番偏差値が高い、私立大学の中で1番偏差値が高い法学部もAO入試をやっています。この法学部のAO入試には出願資格があって、それは「AO入試:法学部(FIT入試):慶應義塾大学 学部入学案内(入学センター)」にも載っているのですが、引用したいと思います。それ以外の学部を希望される方は、少し出願条件も違うので、別途ホームページをご覧ください。

 

A方式

以下の1~3の条件のすべてを満たしていなければなりません。

  1. 次のいずれかに該当する者。
    1. 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、および平成28年3月卒業見込みの者。
    2. 高等専門学校の第3学年を修了した者、および平成28年3月修了見込みの者。
    3. 学校教育法施行規則第150条にある高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および平成28年3月31日までにこれに該当する見込みの者。
  2. 慶應義塾大学法学部(法律学科または政治学科)への志望理由、および入学後の目標と構想が明確であり、第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者。
  3. 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた者。
    1. 文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
    2. 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
    3. ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
    4. 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
    5. 入試科目に限られない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
    6. その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。

 

B方式

以下の1~3の条件のすべてを満たしていなければなりません。

  1. 次のいずれかに該当する者。
    1. 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者、および平成28年3月卒業見込みの者。
    2. 高等専門学校の第3学年を修了した者、および平成28年3月修了見込みの者。
    3. 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程または相当する課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、および平成28年3月31日までに修了見込みの者。
    これ以外の者,外国の高等学校の卒業(見込み)者,高等学校卒業程度認定試験大学入学資格検定を含む)の合格者および科目合格者は出願できません。
  2. 慶應義塾大学法学部(法律学科または政治学科)への志望理由、および入学後の目標と構想が明確であり、第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者。
  3. 次の条件をすべて満たす者。
    1. 在籍している、または卒業した高等学校等より、調査書の発行を受けられる者。
    2. 高等学校での学業成績が優秀で、高等学校の全期間の成績を記載した調査書における指定の各教科(外国語、数学、国語、地理歴史、公民)および全体の評定平均値が4.0以上の者。(※)
    3. 在籍している、もしくは卒業した高等学校等に現在在籍している教員より評価書(本学所定用紙)1通を提出できる者。

 

どちらの入試方式も、まず出願資格を確認するだけでも結構大変ですね。特にB方式は高校での成績が一定程度以上ないといけないので、勉強もそれなりにやっていないといけないということですね。A方式とB方式は、こういった出願資格も違いますが、提出書類も微妙に違いますし、何よりも試験の実施内容も違います。一次試験はどちらも書類選考で、提出した書類をもとに選考をしていきます。そして、二次試験が最後になりますが、こちらはA方式が論述力、考察力の試験とグループディスカッション、B方式は論述力、考察力の試験と個人面接になります。論述力、考察力の試験はテーマみたいなものは異なりますが、論文を書くというイメージで良いと思います。ちなみに人物試験は大きくA方式とB方式で違いますが、A方式は面接がないんだ!やったー!と思ってはいけません。高校生はまだ分からないかもしれませんが、実はグループディスカッションの方が難易度は高いと思います。

 

面接は分かると思いますが、グループディスカッションというのは、高校生は1度も経験したことがないという方も多いと思います。大学生になると、就職活動とかでやる場合もありますが、高校生までに経験する方は多くないと思うのです。慶應の場合には6,7人くらいで1つのグループを作り、その中で与えられたテーマについて討論を行います。個人面接の場合には、あらかじめ対策をすると思いますが、聞かれる質問はある程度予想がつきますから、その対策をすればだいたい対応できる可能性がありますが、グループディスカッションは、テーマがそもそも何か分かりません。いつ伝えられるのか?本番なのか?事前なのか?分かりませんが、それが本番だとすると対策とか立てようがありません。そして、そのテーマについて何の知識とかもなければ、もはや何も喋れなくなってしまうということもあります。また、テーマがあらかじめ分かる場合や知識がちゃんとある場合であっても、別の問題が発生します。それはどのタイミングで話し始めれば良いのか?ということです。6,7人が討論をするわけですから、好きなタイミングで話して良いわけではありません。しかも、議論の流れに、自分の話したい内容が合ってないといけないのです。

 

例えば、小学生にスマートフォンを持たせるべきか?みたいなテーマだったとして、議論の流れが今、小学生がどれくらいの割合でスマートフォンを持っているのか?について話し合っているのに、いきなりスマートフォンを持たせることのデメリットやメリットを話し始めてはいけないということですね。そういう議論の流れに沿って発言をしないといけないので、そのタイミングを見誤ると、言っていることが仮に正しかったり、妥当性があっても、恐らく評価されないと思います。適切な発言を適切なタイミングでしないといけないのです。そして、グループディスカッションの最大の難点は、練習ができないことです。個人面接は面接官役の人がいれば良いので、その人1人に協力してもらえればできなくはありません。しかし、こういった集団討論の試験は複数人の協力者が必要で、かつ審査に回る人間も必要です。個人面接はなんとなく面接の内容を見ていて良いか?悪いか?の判断はできそうですが、グループディスカッションは、討論に参加する生徒を見て、その様子が良いか?悪いか?っていう判断が難しいと思うのです。発言を全くしないのはダメとしても、発言をしているから良いというわけでもないです。先ほど言ったように場面に合った発言が求められますし、内容に妥当性がないといけないので、そのテーマに知識のある人が評価を下さないといけません。つまり、面接と比べて、まともな練習をするための環境が整いづらいのです。事前に練習がしづらいのですが、ぶっつけ本番でなんとかなる試験でもありません。

 

ちなみに倍率はどうなっているのか?というと、法学部の法律学科、政治学科ともにA方式は5~6倍です。そして、B方式なんですが、こちらは2~2.5倍くらいとかなり低いです。環境情報学部と総合政策学部はともに4~5倍くらいと、そこそこかな?という感じですね。あと、理工学部と看護医療学部もやっていますが、募集人数があまりに少ないので、あまり参考にならないかな?と思います。年度ごとに結構変わりそうですから。気になる方はホームページ等で調べてみてください。法学部の法律学科、政治学科ともにB方式は狙い目かもしれないということです。倍率は確かに見た目では低いかもしれませんが、だからと言って簡単というわけではないでしょうし、受かりやすいともいえないと思うのです。そうなると、慶應なわけですから、一般入試じゃ無理だから、AOなら入れるかも!と思って受けに来る人がいるので、そういった多くのライバルと戦って勝たないといけません。また、慶應の場合には冒頭でも示したように、受ける前に出願資格が結構厳しいので、受けたいけど、そもそも受けらないという方も多くいるかもしれません。そうなると、まず受けるだけでも大変です。だからこそ、本当に合格するのは至難の業だなと思います。でも、AO入試に懸けてみたいと思う方は、まずは出願資格を満たせるように頑張ってください。

 

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