公務員試験の面接で全落ち、全滅になるのは君のせいじゃない
公務員試験の面接を受けているときにどうしても不安として付きまとうのが、1つも受からなかったらどうしよう・・・。というものでしょう。公務員試験は民間企業と同じで、どこからも内定が貰えないという可能性はあります。民間企業は50社とか、それ以上とか受ける人もいるので、1つくらいは内定までたどり着けるだろうと思っている人もいるかもしれないですし、結果は分かりませんけど、何か序盤はまだ不安はないかもしれません。ただ、公務員試験の場合は、どうしても受けられる数が少ないです。民間企業は受けようと思えば100社くらい受けるというのも可能ではないでしょうか?ただ、公務員試験はどんなに頑張っても、7個とか、8個くらいが限界だと思います。通常は5個くらいを受ける人が多いのかな?と思います。だから、全てがそもそも面接試験まで進めるとは限りませんから、全部落ちる不安はよぎります。
面接が苦手な人にとっては、この二次試験は本当に大変だと思います。面接っていうのは、短期間に上達するものではないため、公務員試験の勉強を始めてから練習をしても、なかなか上達することはなく、本番の面接を受けるまでには実力はほとんど変わらないのではないか?と思います。つまり、面接が苦手なままでスタートしたら、その後面接対策や模擬面接を受けたりしますよね。ただ、それらをやっている間に確かにやらないよりはマシですけど、合否を実際に左右できるほどに上達する人はいないと思うのです。合否の可能性を多少上げられるという人はいるかもしれませんけど。なかなか、目に見えて上達するという人は普通はいないのではないか?と思います。すると、筆記試験にも言えることですが、苦手なまま受ける人はたくさんいるわけですから、その中の一定割合はある意味運が悪かったとも言えるかもしれませんけど、1つも受からないというケースもどうしても起きてしまうのでしょう。
筆記試験の方は勉強さえしていれば、学力は上がっていきますし、試験種によってレベルも違うので、受かるところは受かると思います。ただ、面接は努力したから実力が上がるとか、そういう性質のものではありません。したがって、なかなか努力する余地というか、何をどうすれば受かる可能性が上がるのか?が分からないのではないでしょうか?そうなると、面接が苦手な人はたくさんいると思うのですが、その中で運が良い人は1つ、2つくらいは受かるが、運が悪いと1つも受からないということも起きてしまうと思います。面接が大得意な人もいて、その人はある意味実力で合格している。しかも、何個も合格している。そういう人も中にはいますが、その他大勢は面接はあまり得意じゃないわけですから、そんなに実力の差はないというか、見る人次第で評価が変わるような人たちが多いと思うのです。誰が見てもダメな人、誰が見ても合格するような人というのはいますが、ボリューム層としては、誰が見るか?によって評価が変わるような人たちです。そうなると、その中で受かるか?どうかを分けるのはほとんど運に近いと思います。
誰が面接官をやるか?どんな質問がくるか?とか、そういう予想が必ずしもできない要素によって、かなり合否が分かれてしまうと思います。そうなると、全部落ちてしまうような人がいても、それはあなたが悪いというわけではないでしょう。条件が変われば、あなたはどこか1個は受かっていた可能性もあるし、1個は受かっていた別の誰かが全落ちしていた可能性もあります。そんなものではないでしょうか?だから、全落ちするような人というのは、必ず出てしまうのです。確率からいってもしょうがないことなのです。受けたところが全部受かるような人がいれば、逆に全部落ちてしまうという人もいるわけです。これは誰がその運命を背負うか?の違いによる部分も大きいと思っていて、面接が苦手だと思っている人は1個でも受かれば運がよかったんだろうとなるでしょうし、落ちたら運が悪かったんだと諦める。自分を責めない方が良いと思いますよ。
皆さんも感じていると思いますけど、面接というのはそういうものです。だから、しょうがないです。公務員試験に面接があるのは誰でも知っていたでしょう。そのうえで受けているわけですから、そういう結果になることは誰もがリスクを背負っています。それを承知で受けているのでしょうから、それが現実になってしまった。というだけです。怒りや情けなさみたいな気持ちもあるかもしれませんが、切り替えましょう。まだ受けられる試験種が残っている場合には、そちらを目指しても良いでしょうし、来年を見据える方は来年に向けて筆記試験の勉強と共に面接対策も違った視点から取り組むなど、来年ことは受かるんだ!という強い気持ちを持ってもう1度チャレンジするしかないと思います。就職試験というのは、私も思いますが、本当に残酷ですよ。大人になれば、そういう競争ばかりでしょうから、これくらいでへこたれていてはダメなのかもしれませんけどね。